よさこい祭り


神戸税理士が送るよさこい

プロフィール

TAM

  • Author:TAM
  • 製造◆昭和良年長月晦日
    形式◆男性♂
    住所◆関東州横浜市
    出身◆四国州新居浜市
    仕事◆広告業
    趣味◆旅行、写真、ギター
    性格◆冷静かつ大胆
    出没◆横浜・川崎界隈
    好物◆讃岐うどん
    常備◆富士ミネラル麦茶

    本家◆広告業界渡り鳥

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今年で5回目を迎えるひのよさこい祭。都内にはしょっちゅう行くのに、多摩方面に行く機会が少なく、日野という街に足を踏み入れたのは今回が初めて。駅を降り改札を抜けて駅前に出ると、ロータリーの先には広めの4車線道路があり、その先400メートルが歩行者天国になっていた。ここが今回のメイン会場である多摩平競演場。ゆるやかなカーブの商店街と集合住宅があるこの会場は、さながら高知の梅ノ辻競演場のようで、まったりとした空気が漂っていた。

4会場がそれぞれ離れているため、見るのはここだけに絞ってスタート地点でカメラを構える。日野には正調チームが多く、演舞スタートからしばらくは正調よさこいばかりを見ていたような気がする。それが終わると今度はマツケンサンバのオンパレードで、続いてサブちゃん、オレンジレンジなど、様々な楽曲を使用したチームが続く・・・。ようやく地元チームの演舞が終わり、後半は知ってるチームもちらほらと現れ、よさこいらしい雰囲気になってきた。

この会場の使用時間は3時間で、流しが終わるといきなり総踊りになる。総踊り曲は正調よさこい、関東では非常に珍しい光景が目の前で展開されたのだった。

◎ひのよさこい祭
http://www.hino-yosakoi.net/
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東京で開催される踊りの三大イベントといえば、高円寺阿波踊り、浅草サンバカーニバル、原宿スーパーよさこいがあげられる。今年はこの三つの祭りの日程が重なり、8月27日は高円寺で阿波踊り、浅草でサンバ、原宿でよさこいが行われる事になった。昨年の人出は高円寺阿波踊り(2日間)が120万人、浅草サンバカーニバル(1日)が56万人、原宿スーパーよさこい(2日間)が100万人で、1日あたりの人出はそれぞれ50万人を上回る規模となっている。

高円寺阿波踊りは、昭和32年に地元商店街が徳島をモデルにして始めたもので、今年で49回目となる。同じ徳島をモデルにした高知のよさこい祭りが独自スタイルであるのに対し、こちらはそのままの阿波踊りを取り入れ、当初ばか踊りといわれていた名前も、その後阿波踊りとなり現在に至っている。ここは本家徳島との繋がりが大きく、葵連や阿呆連など、徳島の有名連と兄弟・姉妹関係になっているところが多い。すでに観客動員数規模は徳島を上回る勢いで、土日開催となる今年は過去最大の人出が見込まれている。

一方の浅草サンバカーニバルは今年で25回目の開催となり、パレードコンテスト、本場ブラジル人ダンサーによる本格的なサンバショーが行われる。昭和56年に地域活性化・観光開発のために始まったこのカーニバルは、下町の夏祭りとしてすっかり定着し、粋でイナセな江戸文化とは一味違った浅草が楽しめる。肌の露出度が高く、年配者にも人気のイベント。

原宿スーパーよさこい、正式名称は「表参道元氣祭り・スーパーよさこい」で、地域が明治神宮に奉納する由緒正しいお祭り。運営の中心となっているのは地元商店街振興組合の原宿表参道欅会で、祭りのコンセプトは「元氣」。原宿表参道は若者のファッション発信基地であり、また明治神宮の表参道でもある。かつてここで行われていた「ホコ天」ではタケノコ族やローラー族が生まれ、踊りの聖地として全国にその名を馳せた。マナーの悪さとゴミ問題で閉鎖されたこの場所が、再び開放されたのは平成13年の夏だった。スーパーよさこいは、踊りの聖地であるこの地に根ざす祭りとして始まった。

これら三つの祭りは全て他所からの導入で、元々東京にあった祭りではない。しかし東京というところは地方人の集まりで、その文化がこういう形で反映されていくのもひとつの時流なんだろう。

◎高円寺阿波踊り
http://www.koenji-awaodori.com/
◎浅草サンバカーニバル
http://www.asakusa-samba.jp/
◎スーパーよさこい2005
http://www.yosakoi-harajuku.com/
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渋谷のハチ公バス、横浜のハマちゃんバスなど、首都圏ではコミュニティバスが大流行。小ぶりのボディで、通常のバスが走らないルートを巡回し、乗車区間に関係なく大人100円、子供50円の均一運賃というのが受けている。このスタイルは各地方にも飛び火し、高知でも「よさこいぐるりんバス」というのが運行されるようになった。これは高知県交通、土佐電気鉄道の共同運行で、市内中心部を東西コース、南北コースに分け、それぞれを循環運転させている。今のところ7月1日~9月30日までの実験運行で、この期間の利用状況をみて今後の事が決められる。よさこい祭りの期間も運行されるので、手軽な移動手段として乗ってみるのも面白いかもしれない。

◎よさこいぐるりんバス
http://www.tosaden.co.jp/bus/rosenbus/gururin_bus/home.htm
◎運行コース
http://www.tosaden.co.jp/img/map/gururin_map.jpg
◎土佐電気鉄道
http://www.tosaden.co.jp/top/
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横浜みなとみらい地区を走るラッピングバス、「ハマこい君号」。ハマこい踊りのキャラクターを付けて走るこのバスは、相鉄バスと市営バスのそれぞれで、2003年3月~2004年3月までの1年間、定期便として運行された。車両は1993年の三菱ふそう製で、以前他のラッピングバスとして活躍していたものを改装したもの。全国広しといえども、よさこいキャラクターの広告を付けて走ったバスは珍しく、車両も2台しかないので、目撃した人はかなりの横浜ウォッチャーかバスオタ。最近は見かる事がなくなったので、契約期間終了後は他のラッピングバスになったと思われる。

◎相鉄ラッピングバス
http://kanachan.e-city.tv/st-cm.html
◎三菱ふそうバストラック・バス
http://www.mitsubishi-fuso.com/jp/
◎ハマこい.com
http://www.hamakoi.com/
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◎第8回ZAMA燦夏祭 表彰団体(審査対象30チーム)
第1位 鳴子大賞 パワフル
第2位 準鳴子大賞 相模原祭人THE翼 
第3位 高知県知事賞 相模it's彩楽祭 
第4位 座間市長賞 さがみ野鳴子隊 
第5位 座間市商工会長賞 よさこい桂友会 
第6位 ひばり自治会連絡協議会賞 横浜百若連

入賞(順位なし)
美na☆舞ty・Funny・勇舞会・プリティーシーガルズ

※写真は大賞のパワフル

◎0462.NET
http://www.0462.net/life/news.html?LM_ARN_ID=191
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よさこい貧乏症とはチーム運営者や踊り子に現れる症状。祭りにのめりこみ、出費がかさんで首が回らなくなり、気付いた時は中毒症状でやめられなくなっている。症状が進むと仕事や家族を犠牲にしたり、全国の祭りを渡り歩いて有名人となり、追っかけまで出てくる始末。ここまで行くとかなりの重症だが、この症状は最近、観客やカメラマンにまで及び、その数は年々増えている。よさこいウイルスと違うところは、他人には感染せず、あくまでも自己完結するという事。よってワクチンのような特効薬はない。症状を和らげるには祭りに行かない事が一番で、人によっては2年位の休業が必要なケースもある。

カメラマンの場合は最初見るのが中心で、シャッターを押す回数はそんなに多くない。持っているカメラもコンパクトカメラかフィルムカメラで、1日の撮影枚数はせいぜい100~200枚。これがしばらくすると高級デジカメになり、数百枚を撮影するようになる。そうなるとカメラのスペックが不足になり、必然的に一眼レフへと移行し、撮影枚数はゆうに1000枚を越えるようになる。当然メモリもバッテリーも強化しないといけないから、これらアクセサリーを買いあさり、スッテンテンになってようやく症状に気付く。しかし止められないのがこの病の特徴で、これからレンズ症候群というとんでもない症状が待っている。
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祭りには日にち固定型と曜日固定型の2つがあり、それぞれの決まりに基づいて開催日が決められる。日にち固定型は歴史のある祭りに多く、地方祭と呼ばれているものの多くがこのパターンになっている。よさこいでは高知がこれに該当し、毎年8月9日~12日に祭りが行われている。しかしたかだが50年余の歴史しかない高知がなぜ日にち固定なのか、これにはちゃんとした理由がある。よさこい祭りを始めるにあったってまず決めたのが日程で、400年余の歴史を誇る徳島・阿波踊りに負けないために、それより前に祭りを開催するという前提があった。阿波踊りは8月12日~15日なので、よさこいが10日~11日となり、後に前夜祭と全国大会が前後にくっついて今の日程となった。

スーパーよさこいをはじめ、全国の多くのよさこいイベントは土日開催、あるいはそれを跨ぐ日程となっているところが殆ど。参加する人も観客も土日が休日である事が多く、集客力も一番高いので当然の設定といえる。ではなぜ日にち固定の祭りがあるのか。それは祭りは神事であり、盆や正月と同じように不変のものだから。高知の場合はこの事情とは少し違うので、土日開催も含めて日程については様々な議論が交わされてきた。元々地元商工会議所が中心となって立ち上げた祭りなので、土日に設定すると商店街の主はいつも参加できない。しかし曜日が変わると年毎にそういう人達も参加できるようになるので、結局当初の決まりのまま今に至っている。よって今年も平日開催(^_^; 2年連続全日程平日というのは、一般人にはなかなか厳しい日程。
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座間燦夏祭は地域密着の市民参加型祭り。市内外60団体が参加するイベントの中心はよさこいで、こちらには27団体がエントリー。昨年は平塚七夕祭りと日程が重なっていたのでゆっくり見られなかったが、今年はこれだけに絞ったので、開始時間10分前には会場に入る事ができた。12時開始とはいいながら、進行はまったりでなかなか始まる様子がなく、10分遅れで主催者の挨拶が始まった。開始時間が押したせいで、その後の演舞時間・順序に乱れが出て、一部チームや観客が右往左往。パンフレットもなく、出番表も関係者用のペラ1枚だけしかないという、何ともお粗末な段取りに少々困惑する。

しかし慌てず騒がずの太っ腹主催者、ここはまったりが売りのイベントなので、そのまま成り行きで演舞は行われていった。正直なところ、座間は町内会的イベントで、良くも悪くも近所の盆踊り大会と雰囲気は変わらない。バザーだって町内会が仕切り、良心的価格で提供するよう努力している。なるべく敷居を低くして、市民の参加をしやすくしているのがこの祭り。なので近所の人が犬の散歩を兼ねて見に来たりする光景があちこちで見られる。これもまた夏祭り、急がず焦らず、必死で写真を撮らなくていいのがある意味心地よい。参加する事に意味がある、座間燦夏祭(ざまさんかさい)。

◎今回の参加チームは以下の通り
美na☆舞ty!、躍り屋MIX、相模原祭人THE翼、舞花実、Funny、ひばり鳴子隊、大井町ひょうたん文化推進協議会、ひまわり鳴子隊、よさこい桂友会、福来相模龍神、パワフル、横浜百若連 市ヶ尾玉若子、和鼓連、鳳天太鼓、和太鼓・鼓麟、夢太鼓・夢創、さがみ野鳴子隊、プリティシーガルス、相模It's彩楽祭、カプア・ウイ、ハーラウ・オ・カラー、エイサーの会、ドリーム夜さ来いオフィシャルチーム、勇舞会、ブンブンモレーノ、あつぎどっこいしょ
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昔から花火大会と盆踊りが一緒に行われるイベントは多かった。それが最近ではよさこいでも行われるようになり、花火とよさこいを同時に楽しめるところも多くなった。高知の場合は9日の前夜祭と同時に行われ、鏡川河畔は中央公園同様、多くの見物客で賑わう。また祭り終了の翌日(8月13日)にも花火大会があり、同場所で5000発(今年は4500発)の打上が行われる。祭りの期間中市内に宿泊していれば両方を楽しむ事ができ、9日だけなら両会場を行き来する事でどちらも見られる。

朝霞の「彩夏祭」、横須賀の「よこすか開国祭」、伊豆稲取温泉の
「潮風よさこい」など、この夏開催されるよさこいイベントでも、花火を鑑賞することができる。珍しいところでは、12月に行われる伊東温泉の冬の花火で、2000発を打ち上げる「花火ファンタジア」と共に「冬のよさこいソーズラ祭り」が同時開催される。寒い中で踊って花火を見るのも、また別の風情があるのかも。

余談としてハマこい最終日の夜、鶴見川で花火大会が行われる。これは同日開催の鶴見川いかだフェスティバルのイベントで、ハマこいとは全く関係ない。しかし最終日を早い目に切り上げれば、高知同様、花火とよさこいの両方を楽しむ事ができる。

◎彩夏祭
http://saikasai.com/
◎よこすか開国祭
http://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/kaikoku/
◎鶴見川いかだフェスティバル
http://www.city.yokohama.jp/me/tsurumi/ikada/index.html
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夏祭りのシーズンとはいえ、またまた日程重複でどこへ行くか考えてしまう。7月24日に行われるのは、座間燦夏祭(座間)、浦和よさこい(さいたま)、千葉よさこい夏の陣(茂原)の3つ。座間燦夏祭は複合イベントで、サンバや和太鼓の演奏、マーチングバンドなどもあり、近隣60団体が参加する。基本的にはよさこいが中心になっているので、エントリー27チームに対して審査が行われる。

浦和よさこいは昨年始まった新しいイベントで、浦和まつりの一環として行われる。今年の参加は29チーム。元々地元には浦和おどりという催しがあり、中山道に多数の団体が集まり踊っている。また各地区ごとの神輿も繰り出し、粋な出で立ちで神輿を担いでいる姿も見られる。

千葉よさこい夏の陣、こちらも複合イベントで、茂原七夕祭りのおどりのイベントとして開催される。23日が地元のもばらおどり、24日がよさこいコンテストで、参加14チームが踊りを競う。こじんまりしている割に会場は流しが中心となっていて、参加費も無料。基本的に地域密着型のイベントである。どこにいってもいいのだが、今回は地元(神奈川)優先になりそうな予感。

◎座間燦夏祭
http://www.geocities.jp/sunkasai/
◎浦和よさこい
http://urawayosakoi.hp.infoseek.co.jp/
◎千葉よさこい夏の陣
http://myseven.at.infoseek.co.jp/05mobaratanabata.html
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よさこい祭りで使用する地方車は、5トン未満の普通貨物自動車を使用し、車長9m以内、高さ3.8m以下(平成19年までは3.6m以下)になるよう規定に定められている。またトレーラーや牽引車、二輪車、リヤカーなどの軽車両は使用不可で、地方車として認められない。高知の場合は1チーム1台用意する事が必須なので、祭りが始まると街中は様々な地方車が肩を並べ、規定いっぱいの大きな車両が各会場を行き交う。

これに対して全国各地で行われているよさこい祭りでは、高知のような大型車両が使われるのはまれで、殆どが2トン以下の小型車両。特に参加チームが少ない中規模以下の大会では、車両が乗用車や軽自動車になったり、地方車があっても共同で使いまわしという事が多い。今まで見た中で一番の面白かったのは、軽自動車の荷台にクラリオンのカラオケセットを積んだもの。この地方車は非常に身軽で、流しが終わると荷台のセットが地面に降ろされ、固定会場で見事にPAとして活躍していた(笑)。音割れが酷いのが難点だが、町内会の盆踊りにはジャストサイズで、これからも出番が多いと思われる。この他リヤカーの荷台にアンプとスピーカーを積んだもの、選挙カーをそのまま流用したものなど、地方に行けば行くほど強烈な地方車に巡りあう事が多い。
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川崎大師の夏の風物詩、風鈴市。今年の開催は7月20日~24日の5日間で、全国各地の風鈴が展示・販売される。初日は地元踊り子500人による「川崎大師やくよけ風鈴市音頭」も披露され、境内は夜9時まで参拝客で賑わう。夕方に時間が出来たのでちょっと寄ってみたら、仲見世方面から音楽が鳴り始めて、ちょうど流し踊りが始まった。踊りの列は山門を越えてそのまま境内へ進み、次から次へと踊り子が流れ込んでくる。その数500人、広い境内も踊り子でいっぱいになり、ぐるぐると輪を描きながら盆踊りさながらの風景となった。

朝から何度かテレビ中継が入っていたが、この間も日本テレビが取材を進めていて、お天気キャスターの木原実もスタンバイしていた。どうやらニュースプラス1のお天気コーナーは、ここから中継されるらしい。オンエアーの時間になると、夏休みに入った子供達がカメラの前に押し寄せ、ちょっと危険な状態になる。とりあえずそれを遠巻きに見ながら(といっても3メートル位しか離れてないが)、記念の写真を1枚撮って、ゆっくり場内の展示を見て回った。山梨の風鈴の名前が「風鈴火山」なのには笑った。

◎川崎大師
http://www.kawasakidaishi.com/
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横浜市鶴見区にある總持寺は曹洞宗の総本山として知られ、その広大な敷地内には霊園をはじめ様々な施設がある。季節の行事も多く、7月は「み霊まつり盆踊り大会」という行事があり、盆踊りや花火大会、縁日などが行われる。自分も知らなかったのだが、この盆踊り大会というのが非常に面白い行事で、坊さん達が参加して日頃の鬱憤を晴らすごとく狂気乱舞するという。百聞は一見にしかず、川崎大師のイベントが終わる頃を見計らい、そのまま總持寺へ行ってみた。

時間は6時過ぎ、会場ではすでに盆踊りが始まっていて、頭にタオルを巻いた坊さん達が踊りの輪を作っていた。広場の中央に組まれた櫓にも坊さん達は乗っていて、浴衣姿の若い女性と一緒に楽しそうに踊っていた。暗くなる毎に参加者の数も増え、彼らのテンションはしだいに上がりはじめ、踊りは激ししさを増してくる。場内アナウンスが「次は一休さんです」と伝えると、突然場内がヒートアップし、怒号とともにもの凄い勢いで一般参加者が櫓に向かって突進する。曲が始まり、怒涛の勢いで踊る参加者、櫓の上で思いっきり飛び跳ねる坊さん。場内のムードは最高潮に達し、子供から大人までが乱舞する・・・。

そろそろ終わりかと思われた頃、マツケンサンバが流れ始め、金ぴかの衣装を着た住職風の坊さんが登場した。沸きあがる会場、盛り上がる坊さん達。マツケン坊主は踊り子と一緒に踊り、曲が終わったと思ったら最後に花火が上がった。う~ん、ビデオと同じ設定、実に手が混んでる。ハイタッチする坊さん達のなりふり構わぬ姿を見て、禅宗の知らざれぬ一面を見た(^^)。曹洞宗は仏教の中でも一番戒律の厳しい宗派で、その教えにも重みがある。しかし盆踊りでの弾け方についての教えはない。やはり百聞は一見にしかず、身を持って知る事の重要さを知る。ちなみに筆者の宗派も曹洞宗である。

◎曹洞宗大本山總持寺
http://www.sojiji.jp/
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サンバカーニバルといえば浅草が有名だが、最近は各地で行われるようになり、夏のイベントとして定着しつつある。川崎大師サマーフェスタは地元2つの商店街で行われる、サンバと踊りのイベント。商店街には模擬店が多数出店され、かなまら様でお馴染みの若宮神社でも共催のバザーが行われる。今年のパレードはサンバカーニバル+よさこいというスタイルで、サンバチームはUNIAO DOS AMADORES、よさこいチームはカレッジJDSの出演となった。

このカレッジJDSとは、昨年のハマこいグランプリチーム、獅子丸舞魂の所属するスクールで、川崎に本拠地がある。横浜三越が撤退したあとは、獅子丸舞魂として活動を行わなくなったが、今日見たメンバーは間違いなく昨年の同チームのメンバー。今回は一部にジュニアチームを加え、先月のYOSAKOIソーランで踊ったオリジナルの演舞も披露された。そして一番最後はマツケンサンバ、何でかというと、このイベントの名前がサンバカーニバルだから(笑)。実はこのスクールのバレエの先生は、マツケンサンバの振付でお馴染み、真島茂樹先生。どうりで踊り子たちの動きが教則ビデオに忠実なわけだ。

◎川崎大師サマーフェスタ2005
http://www.suehiroyu.co.jp/townnet/sanba2002.html
◎カレッジJDS
http://www1.u-netsurf.ne.jp/~jds/
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高知といえばよさこい祭り、今年もまたあの「熱い」夏がやってくる。4日間の祭典は街中を熱くさせ、踊り子は1年間のうっぷんを全て晴らすように舞う。そんな中、また別の意味で熱くなっている人達がいる。それはよさこい祭り名物、粘着爺。粘着爺とは梅ノ辻や愛宕のようなまったりした会場に生息し、同じ格好をして集団で行動する年配カメラマン。いつも地方車の後ろに蝿のように群がり、踊り子がやって来ると道いっぱいに広がって行く手をさえぎる。綺麗な娘がいると即座に標的となり、係員の制止を振り切って列の中に猛突進、そのまま目標物を捉えるまでシャッターを押し続ける。時に踊り子の顔30センチ前にカメラを構える者もいて、ブチ切れた踊り子に蹴られたり、チームのスタッフに引きずり出される光景を何度か見かけた。

この爺たちが迷惑なのはチームや踊り子だけではない。奴らは沿道に座っている観客の前にも堂々と立ちはだかり、チームが行き過ぎるまでそこに居座り動かない。邪魔だと注意しても無視か逆ギレで、その行動はさらにエスカレートしていく。おかげで沿道にいる一般カメラマンも同類のように見られ、正直肩身が狭い。いくら言っても聞かない連中、確かに写真右端の鳴子にも「なんぼゆうたち」と書いてある(笑)。今年もこういう無礼な連中が現れたら、踊り子は鳴子でその禿面かレンズをカチ割ってほしい。 しかしそこで撮った写真は一体どうしてるんだろう。まさかひとりで(*´д`*)ハァハァなんて事はないよね!?
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100円ショップでお馴染みのダイソーには様々な商品があり、売場の一角にはお祭りグッズを置いているコーナーもある。花火やお面、笛や鉢巻といったお祭り必需品が並んでいる中に、鳴子らしき商品があるを見つけた。名前は「よさこいぱちぱち」、赤・黄・黒の三色を配したこの鳴り物は、鳴子でなくあくまでもぱちぱち。誰がどう見ても鳴子としか思われないのだが、一体このぱちぱちというネーミングは何を意味しているんだろう。

「よさこい鳴子」という名称は、やまもも工房の登録商標なので他社は使えない。しかし鳴子という呼び名は単なる固有名詞なので、誰が使用してもかまわない。それをあえてぱちぱちというからには、これは鳴子でなくあくまでもぱちぱちという機能を備えた鳴り物なのか!? 商品を手に取ってみると、普通の鳴子よりも少し小ぶりで軽く、パッケージの裏側に中国製と書いてある。そうか、これは中国のぱちぱちという鳴り物なんだな(笑)。どうりで安いと思った。1つ105円なので農家の人はこれをいっぱい買って、秋になったら畑に吊って雀を追い払うために使えばいい。(筆者は天才かも!) ちなみに町田市の小学校では、このぱちぱちを運動会で使うため、まとめて大量に購入したらしい。先生に拍手(ぱちぱち)。
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横浜中華街の土産屋に売っている大きな金屏風の扇子。中華風の奇抜なデザインと、その大きさが店の外からでも目を引く。これはもちろんお土産品だ。しかしこれをよさこいの演舞で使っていたチームがある。それは静岡のよさこいチーム「ALL☆STAR」。昨年は何度もお目にかかったが、フロントの女性3人がその巨大な扇子を持って華やかに舞っていた。もちろんこれは既製品なので、探せば同じようなデザインの物はある。だがよく見ると彼女達が持っているのはオリジナルで、店にある物とちょっと違うのだ。既製品の絵柄は片面だけしかなく、裏面が無地。あとで聞いた話では、この無地の部分は自分達で絵柄を入れたとの事。なかなか手がこんでいる。

もうひとつ、同じ店に店頭に京劇面が売られていた。京劇は中国の伝統的な演劇で、この面をかぶって様々なパフォーマンスを行いながら踊る。この面を使っていたのは、地元横浜・海老名で活動する「浜スマ」。これもオリジナルに少し手が加えられていて、口の部分や中に補強が入っていたようだ。マスクを付けて踊るのは視野が狭くなるので、ある程度の慣れが必要。見ている限りにおいてはそんな事を感じさせない、仮面の下のパワーを感じられた。店があるのは横浜中華街の大通りで、巨大扇子は3675円、京劇面は525円で売られている。店頭には評判の肉まんも置いてあるので、お暇な方は一度行かれたし。
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よさこいの必須アイテム、鳴子。元々は稲穂に群がる鳥などを追い払う農具だったものが、踊りのグッズとして手に持つように改良され、今の形になった。赤・黒・黄色のしゃもじ型が基本原型で、多くのチームにこれが採用されている。最近では色や形が違うものや、地域にちなんだオリジナルの物が出現し、その種類は数え切れない。小田原えっさホイおどりでは、郷土の童謡であるおさるのかごやにちなんで、猿の形をした「猿子」という鳴り物を使用。高崎雷舞フェスティバルでは、名物だるま大使にちなんだ「だるこ」という真っ赤な鳴子を使っている。

他にも様々なタイプがあって、にわとりの形をした「こっこ」、その子供の「ひよこ」、茄子の形をした「なすこ」など、鳴子の仲間は全国で増殖中である。(写真参照) その他筆者が見た物では、犬の形をした「わんこ」、猫の絵が描かれた「にゃるこ」というのを確認している。という事は、秋葉原電気祭りで使うメモリ型の「メルコ」、浅草や下町方面で使うおわん型の「しるこ」というのがあっても面白い。さくらももこが作ったら、やっぱり「まるこ」になるのかな(笑)。

◎小田原えっさホイおどり
http://www.essahoi.com/
◎高崎雷舞フェスティバル
http://takasaki-live.com/
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よさこガイドマップは高知商工会議所・よさこい祭振興会が発行している、B3四つ折の小冊子。よさこい祭りのスケジュールや地図、歴史などが紹介されていて、コンパクトでわかりやすい内容となっている。これは高知商工会議所の窓口で配布されているもので、希望者には実費での郵送も行っている。(FAX・メールで受付、送料着払い) 自由が丘に行く用事があったので、ついでに高知屋に立ち寄ってみると、入口脇にあるマガジンラックにこのガイドが置いてあった。これはまぎれもない2005年版、表紙はほにやで黄色い衣装方が使われている。表紙の踊り子さんはここ何年かほにやで踊っている人で、以前に話もした事がある。そんな事もあり、さっそくこれをゲット。店内にはよさこい祭りのポスターやカレンダーも貼ってあり、お祭りムード一色。しかしこれらの常備はないようで、おとなしく高知の特産品だけ買って帰った。オフィシャルホームページにガイドマップの紹介がされているので、今すぐ見たい人は下記サイトへアクセス!(画像が小さすぎて読めないと思う(笑))

◎高知商工会議所・よさこい祭り
http://www.cciweb.or.jp/kochi/yosakoi/yosakoi_top.html
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全国津々浦々いろんなよさこいコンテストができて、優勝チームは名誉だけでなく、賞金を手にする事も多くなってきた。その額面もどんどん大きくなり、最近では優勝賞金100万円なんていう、なんとも羨ましい大会まであらわれた。石川県和倉温泉の「祭りの國能登の賑い」は、能登よさこい祭りと能登キリコ祭りが一つになってできた祭りで、その優勝賞金は100万円。今年は県外から参加した颯爽JAPANがこれをゲットし、関西にその栄誉を持ち帰った。香川県観音寺の「銭形よさこい」、この前日に行われる「銭形おどりコンテスト」もグランプリ賞金が100万円で、参加は踊りのジャンルを問わない。そして地元横浜のハマこい、こちらの優勝賞金は30万円と控え目だが、各賞が30以上設定されていて、さらにグランプリとのダブル受賞もあり。日本で一番人口の多い都市だけあって、スポンサーの数は年々増えている。

よさこいに賞金、これに抵抗がある人もいると思う。しかしわざわざお金を払ってまで参加してるのだから、それを努力した人(チーム)に還元する制度だと思えば、貰うのに抵抗はないはず。どんどんお金を吸い上げていくどこかの大会より、こちらの方がよっぽどいい制度だと思う。お金がいらない人は辞退すればよろし(笑)。

◎祭りの國能登の賑い
http://www.wakura.or.jp/yosakoi/gaiyo/
◎かんおんじ銭形よさこい
http://www.kan-cci.or.jp/zenigata/
◎ハマこい
http://www.hamakoi.com/
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7月31日、浅草千束商店街で行われるよさこいイベントがこれ。元々は盆踊りが行われていて、3年前にそれがリニューアルされ今のスタイルになった。他のよさこいイベントと日程が重複してるため、小規模での開催となり、今年の参加は全14チーム。去年の高知遠征組が2チーム参加しているので、その雰囲気は楽しめるかもしれない。オフィシャルサイトはあるものの、3年前から全く更新されてないので、情報は参考程度にされたし。

◎参加チーム
朝霞翔舞、よさこい岩槻め組、音鳴會、かつみ、輪☆WA☆わぁ~、好舞衣流、所沢風炎祇神伝~雅~、飛天龍、風来坊、勇舞会、よっしゃ、リゾンなるこ会飛鳥、織炉乱151、あきんどくらぶ

◎千束通り商店街
http://www.asakusa-senzoku.com/
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星舞フェスタの写真をアップ。見たい人は本サイト内「お祭り写真館」へど~ぞ。今回から肖像権・プライバシー権保護のため、個人のアップ写真はフォトアルバムに格納。パスワードがないと入れないので、どうしても見たい人は、掲示板「星舞フェスタアルバム」スレのヒント!?をご参照あれ。
※アドレスは下記の通り。

◎お祭り写真館2005
http://2.csx.jp/users2/tam/
◎フォトアルバム
http://photo.www.infoseek.co.jp/AlbumTop.asp?key=1343589&un=122449&m=2
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平塚といえば七夕といわれるくらい有名になった「湘南ひらつか七夕祭り」。今やその規模は仙台を抜き、七夕祭りとしては全国一の観客動員を誇る一大イベントとなった。七夕祭りでは様々なイベントが行われていて、その中に「星舞フェスタ」というよさこい鳴子踊りを主体とした催しがある。先日行われた「湘南よさこい」とは別の組織で運営され、この地区で最初によさこいを導入し定着させた。イベント自体はこじんまりとしているが、今年の参加は全部で21チームと過去最大規模になっている。

午前中に平塚入りし、しばらく竹飾りを見てお昼前にイベント会場に入る。昨年もそうだったが、この会場は横長で全体を見渡すのが難しく、しかも観客が非常に多い。今日は早い目に行ったつもりがすでに場内は大混雑で、シート座席は満員、フェンス後ろも隙間なく人で埋め尽くされ、まともに見られる場所がなかった。演舞が始まる頃にはさらに人は増え、全く身動きのできないまま、後ろや横からの割り込み組にガンガン押される事となる。以前からこの街はマナーが悪く、特に中年女性や高齢者にそれが目立つ。(これはどこも同じか!?) 我慢に我慢を重ねていたところ、前にいた人達が帰りはじめ、入れ替わりでようやく立席の前列に行く事ができた。

天気は曇り、第1ステージが終わるまで雨は降らず、全チームの演舞を無事見終える事ができた。しかし第2ステージが始まる頃に雲行きが怪しくなり、会場の下見をしたところで見るのを諦めた。狭い・暗い・見えないと三拍子揃った会場は、先ほど以上の人で溢れかえり、覗き込むスペースすらなかった。帰り始めると急に雨が降り出し、それが次第に強くなって慌てて駅のコンコースに駆け込む。ステージは見なくて正解だったが、傘を持たなかったので七夕飾りをゆっくり見る事ができず、後ろ髪を引かれながら平塚を去る事となった。
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東京にある高知県のアンテナショップ、「高知屋」。店舗は吉祥寺と自由が丘にあり、野菜などの生鮮食料品をはじめ、土佐の名産品や土産物を販売している。自由が丘はたまに行く事があるので、ついでに店を覗きに行って、何かめぼしい物はないか物色する。うちの御用達はゆずの村(馬路村農業協同組合)の商品で、「ぽん酢しょうゆ」と「ごっくん馬路村」がお気に入り。特にごっくん馬路村は汗をかいた後や、風呂上りに飲むと最高にうまいので、手荷物がない時は6本入りセットを買って帰る。真夏の原宿、スーパーよさこいの時には必ず売っているので、ひと汗かいた後には1本買ってそれを一気飲み。う~ん、流しの後のごっくんは一味違うぜって、自分は踊り子ではない(笑)。

店内をウロウロしていると「松魚つぶ」が置いてあった。なんとも懐かしいこの商品、その昔桂浜の土産屋でお目にかかったことがあり、再会するのはン十年ぶり。松魚と書いてカツヲと読むが、これは鰹節ではなく魚の形をした大きな飴。中に小さなトンカチが入っていて、それで飴を割りながら食べるのが楽しい。味はシナモン風味のカンロ飴といった感じだが、一度飴を割り始めると途中でやめられなくなる。

ちなみに横浜にもアンテナショップ「龍馬屋」があり、高知屋同様の商品を扱っている。高知のものなら何でも揃うが、鳴子とかんざしだけは売ってない。

◎高知屋
http://www.fusing.jp/antennashop/
◎龍馬屋
http://www.ryouma-ya.com/
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土佐銘菓のひとつ、芋けんぴ。高知でもいろんなメーカーのものがあり、その中のひとつに「よさこい」という名前の商品がある。製造しているのは渋谷食品というけんぴ専門の老舗メーカーで、地元でも人気は高く、個人的にもここのけんぴが一番好みである。帰省の時によく買って帰るのだが、この商品を扱っている店が少なく、実家の近くだとマルナカというスーパーにしか置いてない。最近は通販も始めたので、インターネットを使って容易に入手できるようになった。甘党の方にお勧め!

◎渋谷食品
http://www.shibuya-foods.co.jp/
◎通信販売
http://deepsea.cup.com/16/sibuya/sibuya2.htm
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観客動員数の多い順から徳島阿波踊り、高知よさこい祭り、新居浜太鼓祭り、これが四国の三大祭り。徳島はダントツのトップ、高知は不動の2位、新居浜は両者より日程が短く人口が少ない分、大差での3位に甘んじている。4位以下はさらに大きく離れて宇和島牛鬼祭り、西条祭りと愛媛の祭りが続く。表題の四国三大祭りというのは祭りの名前でなく、祭りの規模を表したもの。しかし四国三大祭りという名前の祭りが本当にある。毎年新居浜市のマイントピア別子で行われるこのイベントは、阿波踊りとよさこい、新居浜太鼓祭りの3つが一堂に会する唯一の祭り。徳島や高知から来た複数のチームが踊り、太鼓台がその合間に練り歩く、なんとも不思議な光景が山中のテーマパークで展開される。入場は大人1000円・子供500円、高いか安いかは行った人でないとわからない。

これを真似て高松サンポートが四国の祭りというのを始めた。こちらは阿波踊り、よさこいと、愛媛は西条祭り、香川はなぜか東かがわのちょうさというプログラムになっている。西条の愛媛代表はまだ許せるとして、ちょうさといえば香川の殆どの人が豊浜を連想するだろう。少なくとも自分は東かがわにちょうさがある事は知らなかった。香川県には他県のような有名な祭りがない。規模からいってもせいぜい高松まつりなんだろうけど、これとて松山まつりの後塵を拝している。観光協議会が四国四大祭りなんて勝手に宣言し必死のPRを行っているが、その祭りも今は完全によさこい化し、昔のような風情あるものではなくなっている。瀬戸大橋祭りも殆ど新居浜化し、香川県の祭りは独自スタイルを失いつつある。
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関東地方ではよさこいが盛んで、夏場の週末は必ずどこかでよさこい祭りが行われている。なので日程の重複が激しく、近隣地区でも日にちが重なる事がザラにある。大きな大会同士がぶつかる事もあり、一昨年まではスーパーよさこい(原宿)、ハマこい(横浜)、坂戸よさこい(坂戸)の3つが同日開催となっていた。スーパーよさこいを考慮してか、昨年からハマこいと坂戸よさこいが前倒しされたが、またしても日付は重なり、いまだに両大会の開催日程は変わっていない。

昨年9月18日、日光よさこい祭り、相模原よさこいRANBU、小田原えっさホイおどり、静岡おだっくい祭りの4つが同日開催となった。西のチームが東へ行き、北のチームが南へ行く、エントリーが交錯・分散し、よさこいウォッチャーは大混乱。どこへ行くか迷った末、お台場で開催されている高知イベントに行ったら、そこでも合同チームによるよさこいイベントが行われていた。結局どこに行ってもよさこいだったわけで、これには思わず苦笑い。そして今年、7月31日はひのよさこい祭り、浅草スーパー”Rock”よさこい祭り、西東京サマーフェスティバルの3つがある。全て東京都のイベントで、はたしてどこへ行ったらいいものやら。
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ウィキペディアによると、よさこいが地域の伝統芸能を駆逐する風潮を「よさこいウイルス」と呼ぶらしい。よさこいと北海道のソーラン節でよさこいソーラン、よさこいと佐渡おけさでよさこいおけさ、よさこいと盛岡のさんさ踊りでよさこいさんさといった様に、地元の文化とよさこいが融合し、新しいよさこいになるという現象。最近は全国どこでもよさこいと名の付くイベントが行われ、例にあげた以外でも、昔からあった地元の祭りがよさこいに取って代わったところは多い。

我が故郷愛媛県新居浜市、ここには300年余の歴史を誇る「新居浜太鼓祭り」 があり、四国では徳島阿波踊りや高知よさこい祭りと並んで三大祭りに数えられている。それとは別に夜店や花火大会を中心とした夏祭りがあり、昔から夏の「涼」として市民に親しまれていた。十数年前にコンガ踊りが始まり、それがリニューアルされて、初日は地元のコンガ踊り、2日目はゲストを迎えてのイベントという事になった。昨年の参加チームは、「京町・新京橋ゑびすしばてん連」「帯屋町筋」「高知大丸よさこい隊」「よさこいにっぽん須賀連」「旅鯨人」等々・・・、これみんな高知のチーム、しかも有名どころばかり。地元からも出てるけど、そこも毎年高知に遠征している常連チーム。これはまさに高知よさこい祭りのプレイベントだ。来て貰うのはありがたいけど、本当にこんな事でいいのだろうか。

よさこいウイルスはもの凄い勢いで全国を駆け巡り、いまや300以上のよさこい祭りができた。関東地方の感染率も半端ではなく、毎週どこかでよさこいがあり、近隣であっても日程が重複するほどの勢い。 良くも悪くもこのウイルス、一度感染するとなかなか元に戻らない。今のところワクチンはないので、感染者は気が済むまで踊るしかないようだ。
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武政英策、よさこいをやっている人でこの人の名前を知らない人はいないだろう。「よさこい鳴子踊り」の楽曲制作者であり、鳴子をはじめよさこい祭りの基幹部分を考案した人でもある。後に「南国土佐を後にして」の作曲にも携わり、それが大ヒットする事で、高知の文化を伝える伝道師として大きな役割を果たしてきた。まさによさこいを創った男、それが武政英策なのである。

高知の人というと「豪快で心の広い」人をイメージしてしまう。よさこいを創ったのはどんなに熱い男だったんだろう、なんてにわかに想像してしまうが、実は武政英策は高知の人ではない。彼は生粋の愛媛県人、よってその本質は「穏やかで勤勉な」伊予人気質で、わずか5日間でよさこい鳴子踊りを完成させた事も、その人と成りを表しているように思える。彼が高知に赴任したのは38才の時で、商工会議所から仕事の依頼が来た時は47才になっていた。この9年間の高知ウォッチングこそが「よさこい」の基幹部分で、他県人から見た典型的な高知がその曲に表されている。祭りのモデルとなったのは徳島の阿波踊り、基幹を作ったのは愛媛の人、これがよさこいの始まりだった。
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南中ソーランと聞くと、ああ、あの北海道の子供達のね、と思う人が多いかもしれない。それ自体は間違いではない。しかし南中ソーランというのは通称で、本当は春日ソーランという正式名称がある。校内暴力で荒れていた稚内南中を再生するために取り入れられたのがソーラン節。様々な文化活動をしていく過程で、民謡歌手の伊藤多喜男と舞踊家の春日壽升が出会い、その2人のコラボレーションにより出来たのが春日ソーラン。1992年、南中がソーラン節を始めてから10年目の出来事だった。テレビや雑誌、マスコミによって話は伝えられ、その後映画やドラマにもなって大きな反響を呼ぶ。稚内南中で踊られているから南中ソーラン、この呼称はある意味マスコミが作り出したのかもしれない。春日壽升は北九州の人、南中ソーランは北海道ではなく、九州生まれの踊りだった。

ちなみにこの踊りには著作権があり、無許可で有料上演や指導を行ったり、解説本やビデオの制作は出来ない事になっている。つまり、金八先生のドラマの設定はこれに抵触している恐れがあり、踊っている踊り子にもそれらが及ぶ事になる。権利関係について春日壽升と伊藤多喜男には見解の相違があり、それぞれのホームページで意見を述べている。

◎伊藤多喜男公式サイト
http://www008.upp.so-net.ne.jp/takio/
◎春日壽升公式サイト
http://www.kasuga-jp.org/

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